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三つ顔ネックレス
\68200 with tax トップのみ ※チェーンは付属しません。
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顔を作るときはいつも、鼻からカタチを追いかけます。 この鼻がきちんと主張を持ってくれたなら、顔の大枠は見えてきます。
今回の作品もやはり鼻から始めました。
縦に三つ並べたバランスで輪郭を決め、鼻を作りこみ。 その後しばらく原型を寝かせていました。
顔を作るときに多いことなのですが、鼻が決まり存在感が立ち上がってくる頃、なぜだか気持ちを離してしまうのです。
そんなときは無理に進めようとはしません。
職人のじぶんと、作家のじぶん、ただの人であるじぶん。 三つの「じぶん」が各々の力を出してくれさえすれば、完成は必然になるのですから。 最適のタイミングを最良のコンディションで迎えられるよう、ただじっと待つのです。
なのでこの作品は、完成までにずいぶん遠回りをしました。
でもそのぶん、仕上がりの手ごたえはぶ厚いものになったのです。
この作品の並べた顔は、三者三様の表情をしています。 上下のふたりは叫んでいるのか歌っているのか。何かを語りこぼしているのか。 それぞれの在り方で口を開けています。 真ん中の人は上下ふたりの声を聞いているのか。 ふたつの声の狭間で揺れているのか。 どこかじんわりと、奥深い面立ちになりました。
そんな三つの顔は台座からググッとせり出してくるような力強さを感じさせます。
顔が乗る台座のサイドは、ラフな風合いを残しました。 これは作品が生まれてくる過程でついた痕跡です。 綺麗に整えてしまうこともできますが今回はあえて消さずにおきました。 整ったところもそうでないところも、清濁合わせ丸ごとを味わってもらいたいのです。
人というのもそういうものだとぼくは思っています。 善悪とか白黒みたいな二極化では語れないのが人というものです。 白と黒の混ざった灰色や、善と悪の中間みたいなところに、ほんとうの人間らしさってあるように思うのです。 だからこの作品の並んだ顔は、二つでもなく四つでもなく、三つでなければならなかったのでしょう。
また「3」というのはとても不思議な数でもあります。
ある方面で「3」は発展を意味する数とされています。 またある考えでは知性を示す数でもあります。
世界中の神話や聖典のなかにも「3」にまつわるたくさんのお話が語られています。
この国の神話にも「三種の神器」というのが登場しますし「三枚のお札」という昔話も伝わっています。
ぼくのこの三つ顔も、そんな「3」に連なる作品になりました。
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三つ顔ネックレストップ+チェーン
\85800 with tax (セットされるのは中チェーンになります)
※画像のストーン留め金は参考商品です。
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※三つ顔は縦が約4.6cm、横が約2.7cmの大型トップになります。
セット販売でご提案している中チェーン以外のものをご希望の場合は、
メールにてご相談ください。
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