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ラビットフェイス(チェーン込み)
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ラビットフェイス(トップのみ)
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古事記において稻羽之素菟として語られるお話が、ぼくはとても好きなのです。
その気持ちが時機を得てこのラビットフェイスになりました。

以前に発表したサルタフェイスに続く、ぼくの日本神話シリーズ第2弾です。

兎というとペットとしてのウサギを思い浮かべる人も多いでしょうけれど、日本では昔から兎を神聖なものとして見る向きがありました。

山の神さまとして祀られていたりもします。
月に住む兎の説話は、誰しも一度は耳にしたことがあると思います。
この作品のモチーフになった稻羽之素菟(いなばのしろうさぎ)もそのひとつです。

うさぎを作品にと思ったとき、だから愛玩動物としてのウサギではなく、この国で語り継がれてきた兎を作ろうと決めていました。

巷にあふれるウサギのイメージとは違う切り口の、記号化された可愛らしさをあえて外すところから始めました。
かといってリアルに近づけるのも違う。
ぼくが作りたいのは神話に生きる兎であって、生身のそれではないからです。
なのでキャラクターぽさを立てリアルから遠ざかり。
最小限まで要素を削りシンプルにまとめ。
そうして仕上がったのは、人面を作るときの感覚で置いた目とデフォルメした兎の要件が何ともぼくらしいバランスで同居したこの兎でした。

稻羽之素菟(いなばのしろうさぎ)にあり白兎は、智慧の使い方を誤り報復を受けます。
この時の兎の表情をラビットフェイスにはあててみました。
途方にくれたような、ちょっぴり情けない顔。
そんな面持ちの兎にぼくは、智慧の使い方を託したようにも思います。

賢さとずる賢さは、これはどちらも智慧のもたらした結果です。
智慧をどういう意図で行使するか、その意図の在り方で道はおおきく別れます。
白兎のように報復を受け途方に暮れることがないように、智慧の使い方には注意が必要なのです。

ところで白兎のお話は、報復を受けておしまいではありません。
悪智慧に躓いた白兎にも救済が与えられています。
失敗してもそこで終わりではないのです。
道を正す機会は、いつだって誰にだってやってくるのです。
その機会にあり同じ過ちに転ばないよう、ぼくらは常に賢くあらねばと思うのです。

ラビットフェイス+コダマ(ガーネット) チェーン込み
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ウサギ(全身Ver)ネックレス
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チェーン込み \34344with tax

ウサギ(全身Ver)+ストーンチャーム(ガーネット)
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